
この漫画、メンタルが地の底より深く沈みます。
鬱な展開が嫌いな人は読まないでください。
「堕ちる」で近親相姦という禁断のテーマをかいた菊池直恵先生。
「足掻く」では若者の貧困をテーマに色々なエピソードを描いています。
第一部となる1~4巻は女子大生の貧困が描かれており、予想を裏切る展開で、見事に僕たち読者のムナクソを悪くしてくれます。
ハッピーエンドなどありえませんので、鬱展開が苦手な方は読まない方が良いです。
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漫画「足掻く」ネタバレ
1話あらすじ
「あの人、自殺するよ。」
衝撃的なセリフから1話は始まります。
物語の主人公は女子大生の山中みわ。
みわは苦学生で、毎日バイトに明け暮れる日々。
ある日大学の友達から有名大学との合コンに誘われ、みわはバイトを理由に断るが、そんなみわをノリが悪いとなじる女友達。
みわは心に良くないものがたまるのを感じながら、コンビニのバイトに向かう。
バイト後は、彼氏のリョースケとみわの部屋でごはんを食べる。
リョースケも苦学生で、バイトに明け暮れていた。
食事を終え、いつものように体を重ねた後、みわは今日あった出来をリョースケに愚痴る。
合コンの誘いを断った時に女友達から「バイトなんてサボればいいじゃん」と言われたことにイラ立ちを感じていたみわ。
リョースケもそれはムカつくと同意し、みわに優しくキスをして慰める。
その後リョースケは深夜のバイトに向かうが、みわはリョースケがいてくれてよかったと幸せを噛みしめる。
そして翌日の土曜日もコンビニのバイトをこなすみわ。
コンビニバイトは毎日夜までしているが、土曜日だけはなぜか夕方4時までにしている。
そしてバイトが終わり、みわは駅で誰かを待っている。
みわの前に現れたのは彼氏のリョースケ…ではなく、眼鏡をかけた中年男性。
みわの事を「しずかちゃん」と呼び、肩を抱く男。
男は今日はナース服を持って来たので着て欲しいと要求し、それを静かに受け入れるみわの描写で1話は終わる。
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2話あらすじ(ネタバレ)
2話はみわの回想から始まる。
高校で進路相談をするみわ。
出版関係の仕事がしたいので東京の大学に行きたいと輝いた眼で語るみわ。
成績も問題ないので、油断しなければ大丈夫と太鼓判を押す先生に元気よく返事をする。
しかし、みわの描く明るい未来は母親の一言で打ち砕かれそうになる。
「ごめんね。みわ」
実は父親が3年前に会社をクビになって年収が1/3に減っており、弟の高校進学もあるので、みわを大学に行かせる余裕はないと告げる。
ショックを受けるみわだが、こんな事で挫けるわけにはいかないと奨学金で進学し、家賃や生活費も全て自分でまかなうと宣言する。
大学に入り、授業以外の時間を全てバイトにあてるが、生活を送るにはまだ足りないことに愕然とするみわ。
そしてみわは「しずか」という源氏名で、週末だけ夜のお店でバイトを始める。
しかし水商売で深夜まで働くと生活リズムが狂い始め、みわは大学で眠りこけてしまう。
そんなみわを起こしてくれたのが、同じ授業を取っているリョースケであった。
お互い奨学金を取り、バイト漬けの生活を送っている同士だということがわかり、話が弾む2人。
その場はそれで別れるが、話の中でリョースケが言っていた「風俗」が頭に残るみわ。
そしてみわは生活の為、性感マッサージ店に週一回だけ勤務することを決める。
それで生活は成り立つようになったが、男性経験もない自分が何でこんなことをしてるのかと気持ちが沈むみわ。
そんなみわの気持ちを救ってくれたのが同じ境遇のリョースケだった。
連絡先を交換し、徐々に距離が縮まっていく2人。
そして週末、性感マッサージ店のバイトで眼鏡をかけた中年の男性客から裸になって胸を触らせて欲しいと要求されるみわ。
当初は断るが、お金を上乗せするという提案に心が揺らぎ、お金の誘惑に負けて提案を受け入れてしまう。
風俗バイトからの帰り道、リョースケに電話をするみわ。
みわの異変に気付いたリョースケはすぐに駆け付け、泣いているみわを何も聞かずに抱き締める。
そして2人はお互いの気持ちを確認しあい、そのまま体を重ねる。
リョースケと結ばれたことで、これから何があっても乗り越えられると強い気持ちを持てるようになったみわ。
そして週末のバイトであのメガネの中年男性客から新たな提案を持ち掛けられる…。
「本番がシたい」と。
嫌悪感をあらわにするみわだが、1回4万円でどうかと金額を提示されると穏やかな表情でその提案を受け入れる。
3話あらすじ(ネタバレ)
中年男性客の提案を受け入れたことで、週末の風俗バイトを辞めることが出来たみわ。
コンビニでのバイト中、彼氏のリョースケがバイト終わりを待ちきれず訪ねてくる。
バイトが終わった後、みわの部屋でリョースケの誕生日を祝う2人。
みわはリョースケにプレゼントのマフラーを渡し、リョースケは幸せだと喜ぶ。
リョースケはみわを抱きしめ、一緒に暮らさないかと提案する。
一緒に暮らせば家賃や生活費の節約にもなるが、それ以上にみわと一緒にいたい問うのが理由だというリョースケ。
みわは戸惑いながらも前向きに考えると返事をする。
リョースケとカラダを重ねた後、同棲の事を考えるみわ。
唯一の気がかりは、同棲すればリョースケに中年男性との売春関係がバレてしまうこと。
そうすればお金が足りなくなる。
リョースケへの想いと金銭の問題。
それを秤にかけるが、答えは出ない。
同棲の事を悩みながら過ごしているうちに、中年男性との約束の週末が来た。
みわはもうこの関係を辞めたいとほのめかすが、中年男性は食い下がり、その日はそのままホテルに行くことにする。
新宿のホテル街を中年男性に肩を抱かれながら歩くみわ。
この関係は今日で終わりにしようと固く決心するが、その直後男性とホテルに入るところをリョースケに見られてしまう。
ショックを受け混乱したまま男性との行為を終えるみわ。
行為後、リョースケは自分をもう見放すだろうと考え絶望する。
「消えてしまいたい…」
そう思い、車道に飛び出そうとした瞬間、ある男性がみわの前に立ちふさがる。
帽子をかぶったその男性はある少年の所にみわを連れて行く。
その少年は1巻冒頭で「あの人、自殺するよ」とつぶやいた少年であった。
少年はみわに、消えてしまいと思うのはお金の問題かと問いかける。
混乱するみわは少年たちは誰なのかと問う。
少年は自分たちの正体など問題ではなく、金の問題なら自分たちが解決してやると告げる。
4話あらすじ(最終回)
みわは少年から数枚の宝くじを渡され、換金するように言われる。
狐につままれた感覚に陥るみわだが、実際に銀行に持っていくと確かにそのくじは当たっており、175万円もの大金を手に入れることができた。
このお金があれば売春せずとも3年後の卒業までやっていける…!
そう思った時、玄関のチャイムが鳴る。
玄関を開けるとリョースケがやって来ていた。
リョースケにも売春の事を説明し、謝ろうと呼んでいたのだ。
中に入るよう促すみわに対し、玄関でいいと冷たい表情で言うリョースケ。
いつから、そしてなぜあんなことをやってたのかと聞くリョースケに、みわは仕方なかったと泣きながら弁明する。
必死なみわに対し、リョースケの表情は冷たいまま。
あんな事もうやめるから、別れないでとすがるみわ。
そしてリョースケはやっと口を開く。
「みわ…やめなくていいよ。」
リョースケの口から放たれた予想もしない言葉に戸惑うみわ。
果たしてリョースケの言葉の真意とは?
(続きは4巻後半にて)
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「足掻く」第一部見どころ紹介
彼氏の豹変がスゴイ
4巻の核心部分の詳しいネタバレはしませんでしたが、ざっくりいうとラストでリョースケが豹変します。
呼んでいると「いや、あの優しいリョースケはどこ行った?」とちょっと混乱し、読者もみわと同じような心理状況に置かれます。
そしてリョースケはとことんクズ発言を連発し、最終的にはちょっと狂気を感じさせる描写で終わります。
いや、お金って本当にこんなに人を変えてしまうのかとちょっと怖くなりました…。
なんだかんだで一番クズなのは主人公?
奨学金含め、お金が足りないので結局身体を売るという選択をしてしまった主人公。
ハッキリ言って水商売や性感マッサージのような風俗店で働くのは、イメージが悪いとはいえ真っ当と言えます。
ただ働くのがキツイからと言って売春を受け入れるのははなはだ疑問が残ります。
相手の中年男性を最初は非難していますが、受け入れた時点でみわはビッチ確定ですw
いくら相手が提案してきたと言っても受け入れる決断をしたのは他でもないみわ自身ですからね。
しかも3巻終わりで売春を受け入れた際のみわの嬉しそうな表情w
みわは提案を受け入れ嬉しそうにこう言います。
「ああ、やっとお金の心配をしないで勉強できる。」
引用:菊池直恵「足掻く」2巻より
いや、結局金かい!!!
なら風俗で働くことへの抵抗感は何だったんだよとも感じました。
風俗に抵抗感があったのは、不特定多数の相手をしなければいけないし、時間もある程度取られるからでしょうか?
確かに売春なら一人相手に1回で4~5万円稼げるので、月1回でいいし、毎週風俗でバイトする必要なくなりますもんね。
しかし倫理観をカンタンに崩しすぎでしょう…。
「金の為なら自分の倫理観など簡単になくなってしまう」ということを菊池直恵先生はみわを通して描きたかったのでしょう。
そしてその結末が決して幸福な方向に進むわけではないことも。
読後の感想
苦学生のリョースケとみわのカップルを最初は応援してしまいますが、最終的に2人ともとんでもないクズだということがわかり、読後は人間の汚さを見せつけられた感じがします。
うん、正直気持ちはよくないですね。
どちらかというと気持ちはマイナス方向に沈むこと間違いありません。
足掻くネタバレまとめ
前作「堕ちる」でもそうでしたが、菊池直恵先生は人間性の描き方がエグイです。
とにかく人間の汚い部分を見せつけてきます。
最初はキレイに書いておいて、突如人間の汚さを「こんなんいかがですか?」と切り取って見せつけられる感じです。
それと相変わらず全然救いがない。
ある意味他の作家さんにはない特徴ですね。
いったん読み始めたらクセになります。
私も「堕ちる」で菊池直恵先生にハマった口なのでw
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